校長室の窓から

2024年5月13日 聖霊降臨のノベナ(9日間の祈り)が始まりました

『真理の霊が来ると、あなたがたを導いて 真理をことごとく悟らせる』ヨハネによる福音書16章13節

新しい週の始まりの朝、この聖句が校内に響き渡りました。教会の誕生日とも言われる聖霊降臨祭の日が近づいています。世界中の教会で聖霊降臨をお祝いするのは5月19日(日)ですが、本校では24日(金)に全校でお祝いします。

マリア館2階廊下。日々聖霊を新たに受けることができるように!

先週の金曜日、宗教委員会の村上恵子先生が、次のような内容で聖句の紹介をしてくださいました。

「聖霊」は神様からの息、息吹です。イエスが十字架上で殺された後、イエスの教えを人々に告げ知らせることを恐れていた弟子たちを勇気づけるために、神様が送った息が「聖霊」です。弟子たちは「聖霊」を受けたことで、身の危険を厭わず、神の教えを伝えるためにさまざまな地域へと出ていきます。これが世界にキリスト教が広まっていった始まりです。キリスト教は「愛」の宗教であると言われます。「愛」とは、誰かを好きになるという恋愛のことではなく、かけがえのない存在である一人一人を心から大切に思うことです。「聖霊」は、今も私たちに送られ、神様の願いである互いに愛し合うことができるように、私たちを励まし力を与えてくれています。日常生活の中で体験する、心温まる出来事や嬉しいこと、傷つき悲しい思いをすること、苦しい出来事などを通じて、私たちは、神様から与えられた自分の命の使い方について考え、自分が大切であるのと同じくらい他の人も大切であるということを悟っていくのだと思います。

聖母会の部員たちによる装飾。聖霊降臨を迎えるための9日間の祈りを心を込めて捧げながら、聖霊降臨祭の準備をしていきましょう。

聖霊よ、あなたは、私たちにまことの知恵を与え、生きがいのある生活ができるように導く方です。あなたの与える知恵で、私たちが真実のこと、善いこと、美しいことをよく悟り、あなたと人々への奉仕に役立つことができるように、励ましてください。聖霊よ、あなたは闇の中に輝いて、消えることがありません。あなたの光で私たちの生活を照らしてください。アーメン。

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