校長室の窓から

2024年5月21日 ”聖母会”をご存じですか?

 聖霊学園高校には、県内唯一の部活動が3つあります。おなじみのハンドベル部、昨年の春、新たに生まれた室内楽部、そしてもうひとつ、本校では最も長い歴史を持つ”聖母会”です。

先週の土曜日、聖母会の1年生と2年生21名は、御所野にある社会福祉法人秋田けやき会さんのイベント”けやきマルシェ”で奉仕活動をさせていただきました。主な仕事は、模擬店でのパック詰めや販売、入所者さんの誘導や、ボッチャ競技のお手伝いです。

校外での活動が初めての1年生は、先輩に倣って動きました。
模擬店は大盛況!臨機応変に他の仕事も積極的に手伝い施設の方々に喜んでいただきました。
思いがけず、お抹茶を点てるお役目も。茶道部と聖母会をかけ持ちで活動している生徒もいます。

学園史『光のまなびや』を紐解いてみると・・・

ドイツ人のゲマインダー神父様が生徒に呼びかけて十数名を集め、愛の奉仕活動と精神修養を目的として”聖母姉妹会”を創立したのが、何と今から95年前の1929年のことだそうです。

その後、戦時中にも、聖母マリアさまに倣って精神修養に励み社会に奉仕する活動が、シスターの指導によって続けられていたこと、戦後、”聖母会”と名称変更した後も、キリスト教精神にもとづいた様々な活動を続けていることなどが記されていました。

聖堂ロビーのマリア様

3日後に迫った聖霊降臨祭では全校生徒が奉仕活動を行います。マリア様のように、他者の役に立つことを喜びをもって行うことのできる”光の子”へと成長する機会となりますように。

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