校長室の窓から

2024年6月13日 良い点数が取れますように!?

担任の先生の思いが込められた文字。3年生の教室の黒板に書かれていました。

クラス担任をしていた頃、朝礼の祈りの直後に「どんなことを祈りましたか?」と聞いたことがあります。定期試験の最中でした。生徒の答えは予想通りです。「いい点数が取れますように」「勉強したところが出ますように」といった内容ばかり。そこで「その祈りは叶えられると思う?」と聞いてみました。戸惑っている生徒、苦笑いしながら「ムリ~」と答えた生徒が多くいました。

生徒たちはちゃんと分かっています。神様は、その人のことを考えて、その人のためになるように取り計らってくださる。一人一人に、その時、最も必要な恵みを与えてくださるのだから、努力なしに点数だけ願っても、それは叶えられないということを。

今朝、聖堂の「祈りのリクエスト帳」に、次のような祈りを見つけました。「努力できる人になれますように!」とてもステキな祈りだな、と感じました。自分の弱さとまっすぐに向き合い、このままではいけない、何とかしたい、と思っているどなたかが捧げた心からの祈りに違いありません。努力の向こうに見え隠れする、心の底から満たされる本当の喜びを体験することができますように、私も心を合わせて祈りました。 

明日は、前期中間試験の最終日です。

最後の科目終了のチャイムが鳴るその瞬間まで全力で取り組みましょう!

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