2024年8月27日 新しい言葉との出会い
皆さんは‟Somethingism”という言葉を聞いたことがありますか?
私は先日参加した研修会で、初めてこの言葉を耳にしました。「自分にとって新しい言葉に出会うと、自分の世界が広がる」とイエズス会の李聖一神父様が話しておられましたが、私にとってこの言葉‟Somethingism”との出会いは、まさに世界が広がる体験となりました。
研修の中では、「何かがあることを感じとる体験」という表現でこの言葉の意味が説明されていました。身近な例を考えてみると・・・「幸せを呼ぶキノコ」です。
ヤンセンホールの「幸せを呼ぶキノコ」は、7月16日以来、今もまだ顔を出し続けています。7月16日、それは、昨年の大雨災害で本校が被災した7月15日の翌日です。電気・水・ボイラーなどライフラインのすべてが破壊され、校内の活動がストップしたのが昨年の7月16日でした。私たちの日常生活の当たり前が途絶えた日とも言えます。そのちょうど一年後、今年の7月16日に、‟幸せを呼ぶキノコ”と呼ばれるキノコが顔を出しました。何か不思議な力が働いているのを感じました。‟たまたま”と言う言葉で片づけてしまうこともできるでしょう。でも、昨年は無くなってしまった学校生活が戻っていることに感謝し、あたり前とも思える日常生活の一日一日を尊いものと感じる時、それは‟Somethingism”の体験と結びつくと思います。
英語科の森悠子先生に、もう少し詳しく‟Somethingism”の意味を調べていただきました。
「特定の宗教には属していないが、何らかの目に見えない偉大な存在や力が存在すると感じること、感じている状態のこと」
目覚めた心で生活していると、不思議な出会いや出来事をたくさん体験します。具体的な体験や学び、心に湧きあがってくる問い、他者との対話や分かち合いなどを通して、本校で学ぶ生徒たちが、日々の生活の中で、たくさんの‟Somethingism” の体験に出会うことができますように願っています。生涯を通して‟すべてのいのちの幸せのために人々と共に輝く光の子”であり続けるために・・・