校長室の窓から

2024年9月3日 こんな日には・・・

雨上がりの清々しい朝を迎えました。朝夕はすっかり涼しくなり、朝8時の正門前の気温は20度でした。

登校時間に広がっていた青空

こんな日の午前中、3階ロビーのステンドグラスから光が差し込み、このような光景を見ることができます。

3つのステンドグラスが並んでいる講堂前のロビーです。神聖な空気を感じます。

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10時過ぎになると・・・・ほらほら、やってきました! 

遊びに夢中で誰も上を見上げてくれない…
「何してるの?」と声をかけ、やっと気づいてもらえました。

こんな日には、2階の校長室の窓を開けて仕事をしていると、子供たちの元気な声が聞こえてきます。聖霊幼稚園の子供たちが高校の中庭に遊びに来てくれるのです。今日は”ほし組さん”(3歳児のクラス)でした。

こどもたちが入ろうとした場所にクモの巣を発見し、「さてどうしよう?」とみんなで考えていました。小さな手でちぎった雑草や落ちていた小枝を、クモの巣に向かって一生懸命投げていました。

もう一回だけやってみようか?
こどもたちにとって絶好のお散歩コース
また来ようね。

こどもたちの小さな発見は、探究的な学びにつながるステキな材料ばかりです。先生方もこどもたちの発見に寄り添い、一緒に考えます。みんながいなくなってしまっても草を手に握りしめて、クモの巣を見つめているこどもがいました。先生はそんなこどもにも優しく声をかけます。「もう一回だけやってみようか?」 一人ひとりの成長を見守っておられる神様のまなざしを感じる場面に出会い、心があたたかくなりました。

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そして、こんな日の夕方、5階から外を眺めると・・・

屋上から見た西の空は、ビルの後ろに太陽が沈もうとしていました。

音楽室の窓から南東の空を見ると、建物もすべてオレンジ色に包まれていました。

秋田市内全体が一色に包まれるこの時間、今、生きていることに素直に感謝できる時です。116年間、この地に存在し続けてきた聖霊高校もこの町並みの一部として溶け込んでいます。ここに住んでいるすべての人々の思い~明日も良い1日でありますように~という思いで結ばれているのを感じながら、今日も一日が終わりました。

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