2024年11月26日 後期中間試験第1日目
ルルド館の廊下を歩いてみました。15分間の休み時間、集中して最後の見直しや暗記をしたり、友達と問題を出しあって答えを確認したりと、いつもの試験期間中の光景です。監督の先生が問題用紙の配布を始めると、前の人から受け取って、列の後ろへと順に回していきます。チャイムが鳴る前の沈黙の時間、たった今、頭に詰め込んだ情報を忘れないように確認しているのか唇がかすかに動いている生徒もいます。心を静め、祈るような気持ちでチャイムが鳴る瞬間を待っているように見える生徒もいます。昭和の時代、私が高校生の頃と何も変わっていないことに違和感を感じました。私たちが生きている社会はこんなにも変化しているのに・・・考えさせられます。
「主の道を整え、その道筋をまっすぐにせよ」(ルカによる福音書3章4節より)
昨日から朝礼時に聞いている聖句です。洗礼者ヨハネのこの言葉は、待降節にピッタリの聖句です。「谷はすべて埋められ、山と丘はみな低くされる。曲がった道はまっすぐに、でこぼこの道は平らになり、人は皆、神の救いを仰ぎ見る。」と続きます。
この聖句の紹介をしてくださったのは3年A組の前田柚子さんです。もし、今の時代にヨハネが生きていたら、私たちに対して「高校生活を充実させなさい」とアドバイスすると思う、と分かち合ってくれました。時間はあっという間に過ぎていく。将来について考えることを怠らないように。日々の学校生活の中に、進路決定に繋がるさまざまなヒントが隠されいるから、後悔しないよう、自分か進むべき道、目指すべき道を探ってみよう。3年間をどのように過ごすのかをじっくりと考え、道を整えながら行動に移していくことが「主の道を整え、その道筋をまっすぐにする」ことにつながるのだと思う、と話してくださいました。
残り3日間の試験も、自分自身の歩むべき道を整える準備のひとつです。まっすぐに整えた道のはるか向こうに見える希望に心を向けて、明日も全力で取り組みましょう!