2025年3月12日 2年生学年末みことばの祭儀
終業式までの登校日があと5日となった今日、2年生全員が聖堂に集まり感謝の祈りを捧げました。

この日のために、学年リーダーの鈴木治子先生が選んでくださった聖書のことばは、ヨハネによる福音書15章12-17節でした。最後の晩餐の席で、イエスが大切な12人の弟子たちに語った言葉です。
「わたしがあなたがたを愛したように、互いに愛し合いなさい。これがわたしの掟である。 友のために自分の命を捨てること、これ以上に大きな愛はない。 わたしの命じることを行うならば、あなたがたはわたしの友である。もはや、わたしはあなたがたを僕とは呼ばない。僕は主人が何をしているか知らないからである。わたしはあなたがたを友と呼ぶ。父から聞いたことをすべてあなたがたに知らせたからである。 あなたがたがわたしを選んだのではない。わたしがあなたがたを選んだ。あなたがたが出かけて行って実を結び、その実が残るようにと、また、わたしの名によって父に願うものは何でも与えられるようにと、わたしがあなたがたを任命したのである。 互いに愛し合いなさい。これがわたしの命令である。」


共同祈願ではクラス代表の祈りの言葉に心を合わせて全員で祈りました。
聖書朗読に続いて鈴木先生は、友として選ばれた私たちに向かって心温まるお話をしてくださいました。
まず紹介されたのは、昨年4月のリーダー講習会で、級長・副級長たちが書いた「リーダーとしての心構え」。不安を抱えながらも、クラスのために溢れる思いをもって力を尽くしてきた仲間たちの言葉からは、イエスの教え「互いに愛し合いなさい」という思いが確かに感じられました。
後半では、4月から3年生になる生徒たちへの励ましのメッセージが贈られました。聖霊学園高校に集う私たちは、イエスに選ばれ、友とされている存在であること。私たちが最もつらい時には、見えなくても一番近くに寄り添ってくださるイエスの存在を、これまでの日々の歩みの中で確かに感じてきたこと。朝礼で祈る『主の祈り』の「日ごとの糧」には、嬉しいことだけでなく、苦しいことや悩みも含まれていて、そのすべてが成長の糧であったことなど・・・涙を流しながらも、今日まで歩んできた2年間を胸に4月からも力強く歩んでいけますように、とお話してくださいました。
この1年間の自分の成長に感謝して、神様に選ばれた自分自身に誇りをもって、4月からまた新たな気持ちで歩んでいきましょう。神様が望んでおられる実を結ぶことができますように。