2024年10月18日 創立116周年特集No.1
「1908年(明治41年)11月3日、秋田は格別の快晴に恵まれ、吸い込まれそうな深い秋晴れの空が広がっていた。」
これは、聖霊学園学園史~光の学びや~の冒頭の文章です。
今年も創立記念日が近づいてきました。現在、聖霊学園の創立記念日は、教会の『諸聖人の祭日』と合わせて11月1日に定められています。昨年は、校名が聖霊女子短期大学付属高等学校として最後の節目の年であったため、旧職員やちどり会(同窓会)のみなさまとともに115周年記念行事を開催しました。
今年は、10月31日の1校時目に全校生徒&教職員、ちどり会のみなさまとともに創立116周年記念ミサを行います。
学園の創始者聖アーノルド・ヤンセンは、日本の人々に「人間の尊厳」と「人生の意義」を伝え、神と人々とともに、真の幸福に生きる人を育てたいと切望し、5人の聖霊会のシスターたちを秋田の地に派遣しました。これが聖霊学園の始まりです。
写真横の英文は、『人の目には不可能としか思えないような状況の中で、神の助けに信頼し耐え忍べば、後に大きな感謝に変わる。バラの花がいばらの中で美しく咲き誇るように。』というアーノルドの言葉が記されています。
アーノルド・ヤンセンによって、日本に最初に派遣されたシスターたちは全員が20代でした。写真はシスターピアです。アーノルド・ヤンセンの思いを受け継ぎ、初代校長として奉仕しただけではなく、秋田県の女子教育のためにも尽力なさいました。
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『私はぶどうの木、あなた方はその枝である。人が私につながっており、私もその人につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ。』
毎年、創立記念日が近づいてくると耳にする聖句です。今朝の朝礼では、国語科の佐藤綾子先生がこの聖句の紹介をしてくださいました。本校を巣立っていった多くの卒業生たちが、地域社会の中で豊かな実を結んでいます。今、同じ幹につながっている″光の子”たち一人一人も、美味しい実を結ぶことができますように。116年間の学園の歩みを導いてくださった同じ‟聖霊”が、今もこの学びやで、私たちの心を照らしています。