校長室の窓から

2024年11月6日 クリエイティブに しなやかに  

調理室の前を通りかかると・・調理実習中の気配はするものの、いつものような美味しそうな匂いは漂ってきません。不思議に思い中をのぞいてみました。2年生の選択「家庭実践」の授業でした。

一見普通の調理実習に見えますが・・・

ポリ袋を火にかけて大丈夫? 袋の中身は何? 疑問だらけです。

メニューはオムライスと蒸しパン。小さい方の鍋では廃材を利用した染料づくりをしていました時間の有効活用だそうです。しかしなぜ、ポリ袋でオムライスを作っているのでしょうか?

何と!災害時の調理に挑戦していました。電気やガスなどライフラインが止まった時にも、カセットコンロがあればあたたかい食事が食べられる「ポリ袋調理」が今、注目されているそうです。このポリ袋は、加熱にも冷凍にも使えるラップと同じような素材です。

染料づくりの材料は、自宅から持参した廃材がいろいろ・・

みかんの皮
たまねぎの皮
ブドウの皮
災害時はもちろん袋のまま食べることができます。
電気を消した試食室で災害時の備えについて先生の体験からくるアドバイスを聞きました。

いつ、どこで、何が起こるか誰にも分かりません。一生懸命に調理し、楽しんで試食している生徒たちの姿を見ながら、たとえどのような状況に置かれても、日々学んでいる知識や知恵を統合し、与えられた状況の中で、クリエイティブに、そしてしなやかに生きていく光の子であってほしいと感じました。

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