2024年12月14日 クリスマス会を開催しました!
本校では毎年この時期に、地域の皆様をお迎えして一足早いクリスマスをお祝いします。今年は久しぶりにティ―パーティーとクリスマスコンサートが復活しました。聖霊学園高校のクリスマス会の様子をご紹介します。
第1部 みことばの祭儀 イエスの誕生について記されている聖書の言葉に耳を傾け、共に祈りを捧げます。
体育館の中は真っ暗になりました。アドベントクランツの4本のロウソクの明かりだけが暗闇を照らす光です。
司会の3A佐田楓さんのアナウンスに続き、コンサートチャイムによる聖歌「あわれみの神」のメロディーが暗闇に響き渡りました。
聖書朗読が始まります。ステージ上の朗読台にスポットがあたると、3A前田柚子さんが旧約聖書「創世記」1章の天地創造の冒頭部分を朗読しました。照明係は演劇部の皆さんです。
続いて、ハンドベル演奏「久しく待ちにし」と、3B熊谷憧さんによる旧約聖書「エレミヤの預言」33章の朗読を、救い主の到来を待ち望むイスラエルの人々の思いに心を向けながら聞きました。
救いの日が近づいていることを告げる「Rorate coeli」(天よ露をしたたらせ)は、待降節の歌の定番です。ステージの緞帳の陰から、この曲をグレゴリオ聖歌で歌うのは合唱部の皆さんです。
そして新約の時代が始まります。
ルカによる福音書1章の「イエスの誕生が予告される」場面は、3C澤木心寧さん、3D嵯峨愛淑さん、3E阿原美優さんの3人による朗読劇で、2章の「イエスの誕生」の場面は、3F伊藤アウラ和さんによって朗読されました。体育館の後方ではこの世を照らす希望の光としてお生まれになった幼子イエス様を抱いた神父様が、マリア様、天使たちと共にスタンバイしています。
室内楽部の伴奏に合わせて全校で聖歌「しずけき」を歌い始めると、イエス様を抱いた神父様の入場です。イエス様が通って来られる道にあわせて、会場は次第に明るくなってきます。緞帳が上がったステージ上には馬小屋が姿を現しました。飼い葉おけにイエス様が置かれ、体育館全体が暗闇から解放されました。
ハンドベル演奏「It Came Upon the Midnight Clear」でクリスマスの喜びを味わった後は光の奉献です。合唱部による聖歌「きかせてください」の歌声を聞きながら、各クラスの代表者が神父様からろうそくの光をいただき、幼子イエス様に捧げました。
続いて、全校生を代表し、友愛委員の3D畠山紗愛さんが贈り物の奉献をしました。今年は、イスラエルとパレスチナの戦争で苦しむガザの人道支援のため、また度重なる自然災害によって苦しんでいる能登の方々のために全校生&教職員から集まった献金を捧げました。また、各学年と教職員の代表(1B藤本眞生さん、2E遠藤凛心さん、3B上田楓花さんと酒井さゆり先生)の祈りに心を合わせて共同祈願を捧げました。
いよいよフィナーレ。 聖歌「諸人こぞりて」と「ハレルヤコーラス」の全校合唱 です。美しいハーモニーが体育館いっぱいに響き渡りました。高校生活最後の「ハレルヤ」を思いっきり歌い切った3年生の姿が特に印象的でした。お集まりいただいた地域の皆様からも盛大な拍手をいただきました。
第2部 ティ―パーティー 生徒会主催のティーパーティ―です。
お客様をヤンセンホールへご案内し、ホームメイキング部の生徒たちが作ったクッキーと紅茶でゆっくりしていただきました。会場の装飾は、写真部、美術部、イラスト部の生徒たちが担当しました。
第3部 クリスマスコンサート
コンサートの準備が整うと、お客様を講堂へとご案内しました。3階講堂に続く渡り廊下もおしゃれに装飾されています。2年F組の生徒たちが飾ってくれました。
ハンドベル部の演奏や・・・
2年生選択授業「音楽発展」の生徒たちの発表・・・
合唱部、室内楽部の演奏など・・・音楽を通して、お客様と一緒にクリスマスの雰囲気をたっぷりと楽しみました。
地域の皆さまと共に、クリスマスを迎える喜びを分かち合うことができたことを大変うれしく思います。本日ご来場くださった皆さまお一人おひとりに心から感謝いたします。クリスマスまであと10日です。心温まるステキなクリスマスをお迎えくださいますように。