健康栄養専攻2年生前期の授業に「栄養学実習」という実習科目があります。
この実習では、実験を通じて各栄養素の性質や代謝機構を学ぶほか、食品の栄養成分値の算出方法
について、コンピューターを使いながら実践的に学習します。
今回の実習では、1日絶食したラットの血清と普通に餌を食べていたラットの血清を用意し、
それぞれのグルコース濃度を測定して、絶食が血糖値に及ぼす影響について検討しました。
血糖値は、分光光度計という機器を用いて測定します。
栄養士になるための勉強と聞くと、調理実習などをイメージする人が多いと思いますが、
このような実習を通じて、実験器具や機器の使い方、データのまとめ方、レポートの書き方についても学習します。
本学は、幅広い生命科学の視点を養成する教育にも力を入れております。