9月は夏と秋が混在しています。
[1]ツリガネニンジンと
釣鐘人参水に残れる野のひかり 加藤耕子
[2]色づくホオズキは秋
鬼灯やこの前よりも枯れはてゝ 高野素十
[3]教職員玄関前のタチアオイは夏の名残です。
蝶ひくし葵の花の低ければ 富安風生
[4]学生出入り口前のフウセンカズラは、今年は実が熟するのが早いようです。英語ではフウセンカズラのことをheartseedといい、黒い種に白いハート型の模様があるのでその名があります。
風の吹くまゝの風船葛かな 飴山實
風船葛海女が番屋の外梯子 六本和子
[5]後期試験の準備をする1年生。これはOral Communication I。英語で用件を正しく伝えたり、質問に答えたり、相手の話にリアクションしたり、相手のリアクションにさらに応じたり、そうしたことのために必要なことを学びます。いちばん大事なことは国語でも英語でも自分の中にちゃんと「言いたいことがある」「伝えたい内容がある」ということ。「心が一杯になって初めて舌は語る」(Out of the abundance of the heart, the mouth speaks. マタイによる福音書 12:34)といいます。
[6]後期試験の勉強をする学生たち。学びの成果が問われています。その問いに怯まず応えることができたでしょうか?
[7]9月17日(火)に行われた「静修」。講話を聞き、黙想し、感想を話し合います。指導は永山誠神父(カトリック秋田教会主任司祭)。今回のテーマは「いのち」でした。
[8]おまけ。玄関と保健室の間の「《青いセザンヌ》の怪」。ここだけ床がなぜか滑りやすいのです。直射日光が常に当たるので、絶えずワックスが融けてツルツルになるからではないか、あるいは、ここだけ業者さんが気合いを入れてワックスを盛っているのではないか、などと憶測されていますが、ほんとうのところは今も謎です。ところでこのセザンヌの絵が青いのは、だんだん日焼けしてきたからです。ちなみに別の階には「青いシャガール」がありますが、それが青いのは日焼けではなくて、<シャガールだから>です。つまり元々です。