専攻科健康栄養専攻の授業について紹介します。
専攻科2年生の食品科学実験では、食品学や食品科学などで学んだ食品の性質や成分変化を実験で観察することによって、理解を深めることを目的としています。
今回は、最近、技術開発された「α化米軟飯」(本間ら;美味技術学会誌, 20, 68-74,2021)について検証実験を行った様子を紹介します。
α化米に麦芽酵素を添加することで、軟飯特有の粘りや水分の多さを改善し、米の栄養価を薄めることなく、簡便に、かつ安全に提供できることが期待されています。
学生は、香りや食感を一般的なものと比較し、特徴や改良の必要性などを共有していました。
※α化米とは、米を炊飯しご飯の状態にした後(α化)、乾燥処理・温度管理をすることにより、水やお湯を加えるだけで炊きたてのような食感とおいしいご飯を味わうことができる米のことです。